FC2ブログ

【保ビ研エッセイ】

保障の大切さが書かれた風間佳さんのエッセイです。ワンクリックでダウンロードできます。保障の勉強や保障設計にお役立て下さい。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
<概要>「相続対策は人によってとても重要なことで、生命保険がとても役に立つ」ということが書かれています。
E1B-0017-sozoku.gif
───────────────────────
「生命保険で生前贈与」 エッセイスト風間佳

私の知人に事業に成功していている人がいる。
60代のはずなのだがかなり若く見える。欲目を外して見てもなかなか格好いい。

彼の払っている保険の掛金を聞いて驚いた。月々70万円以上になると言うのだ。
「ああ、会社の節税用ですか?」
私もこの頃少し保険のことが分かって来たのでしたり顔でそう聞いた。
「あー、いや、違うんだ。会社のはまた別だ」
「えーっ?! 自分の金で月70万も払っているんですかぁ?」
思わずグラスをおいて、彼の顔を見てしまった。
「そうだな。そういうことだ」

聞くと、自分と奥さんの生命保険や個人年金の他に
3人の子供の保険、そして5人の孫全員の保険に入っているのだという。
だから全部で10人分の掛金を払っているのだそうだ。
「月々70万円ものお金を保険に掛けるなんて、金持ちは違うなぁ」と思ったのだが、
話を聞くと、それなりの理由と事情があった。
子供と孫の保険は自分が契約しているわけではなく、
契約者はそれぞれ本人で、掛金だけを彼が払っているのだそうだ。
しかも、ご丁寧に毎月掛金分をそれぞれの銀行口座に振り込んでいるのだそうだ。
生命保険を使って「生前贈与」していると言う。相続対策なのだそうだ。
彼に言わせれば「生前贈与」には生命保険が最適なのだそうだ。

「おやじの相続でもめたからなぁ…。もうああいうもめ事はまっぴらだよ」
彼の父親は先代の社長で、60才前に脳いっ血で倒れ、間もなく亡くなったのだそうだ。
仕事一途で真面目な人間だったと言う。
「今で言う、過労死だな。朝から晩まで仕事しか頭になかった親父だったからなぁ」
その父親が亡くなって、その後が大変だったそうだ。
長男の彼が次期社長になった。事業の引継きや資金繰りも大変だったそうだが、
それは何とか頑張って何年かかけて軌道にのせた。
それ以上に大変だったのが、個人の相続。もめたのは相続税の支払いと遺産分割だそうだ。
事業用の土地や建物は分割できない。現金はない。兄弟でかなりもめたのだそうだ。

その時は長男として良かれと思って力でねじ伏せたが、それが未だにくすぶっている。
「30年以上も経った今でも、何かあると対立してるんだよ」と情けなさそうに笑う。
事業にどんなに成功しても、その部分がずっと「失敗」として残っているのだそうだ。
「相続の問題は、かなりしっかり考えておかんとならんのだよ」
そしてこうも言った「死ねば終わりじゃない。死んだ後のことも考えないとな」
いつになく重く響いた言葉だった。


◎このエッセイを読んだ一般の人の感想
ダウンロード ここをクリックすればダウンロードできます.ダウンロードにより生じた損害は責任を負いません。

───────────────────────
※著作権は、保険ビジネス研究所にあります。転売、転載はできません。
※個人のご使用に関しては自由ですが、組織でご使用の場合は有料になります。
※ご使用上で生じた損害についは一切責任を負いませんのでご了承下さい。
※内容の一部変更加工等については、別途加工料をいただいてお受けします。
お問い合わせは、info2@hobiken.co.jp
───────────────────────
スポンサーサイト
2008.06.03 | 相続について | トラックバック(0) | コメント(-) |
<概要>「相続が起こったとき、財産と呼べるものが家ひとつしかない場合でも、家族間でもめることがある」ということ、「相続対策としての保険活用法もある」ということが書かれています。
E1A-0001-sozoku



「もめずに家を残す方法」 エッセイスト 風間佳 

私もそこそこの年になったのか、
この頃、相続でもめた話をよく聞くようになった。
相続争いと聞くと、それは財産のある人の話で、
私のような一般庶民には無縁だと思っていたのだが、
耳に入ってくるのは金持ちの家の話ではない。

近頃は、財産と呼べるものが住んでいる家1つしかなくても、もめるのだそうだ。
逆に、家1つしかない方がもめる…とさえ聞く。
家は分けることができないから、もめるのだそうだ。

一つ、良い話を聞いた。
財産が家1つしかないような場合は、
「代償(だいしょう)分割」という方法が一番もめないのだそうだ。

財産を分ける方法には3つあるそうだ。

例えば、売ったら3,000万の家を3人の子供で平等に分けるとすると、
まず1つ目は、現物をそのまま分ける方法《現物分割》がある。
だが、現実には、家は細切れにできないので1/3ずつ3人の共有名義になる。

2つ目は、家を売ってお金に換えて、1,000万円ずつ3人で貰う方法《換価分割》。
そして、もう一つが《代償分割》で、これは、
誰か一人が家を貰って、あとの2人は家を貰った人間から1,000万円ずつ貰う方法だ。

1つ目の《現物分割》は、もめ事の先延ばしにしかならないそうだ。
共有名義の建物や土地は、建て直すにしても、売るのにしても全員の承諾が必要だからだ。

2つ目の《換価分割》は、家がすぐに希望額で売れるとは限らない。
うまく売れたとしても、自分たちが生まれ育った家は永久に無くなってしまう。

そこで、3つ目の《代償分割》が人気があるのだそうだ。
ただ代償分割の問題は、家を貰った人間に、あとの2人に払う2,000万円という現金があるかどうかだ。
2,000万円といったら大金である。しかも現金で…ということになるとなかなか難しいだろう。
この解決策は、親が、家を継ぐ子を受取人にした2,000万円の生命保険に入ればいいのだそうだ。
老後の面倒を見てくれた子に、家を継いでくれた子に、
もめずに家を残す方法は、その子に、家と一緒に生命保険を残すことだそうだ。

「死」は人生最後の大舞台であり、
それまでのことは全て精算されるほどの尊い瞬間であろうはずなのに、
現実には、その死をきっかけに、愛する家族の間に亀裂が生じるケースが多いと言うのだから、
何と皮肉なものだろう。

相続の専門家が言っていた『人生の最後に、家族の庭に不幸の種を蒔くようなことがないように』と。


◎このエッセイを読んだ一般の人の感想
ダウンロード ここをクリックすればダウンロードできます.ダウンロードにより生じた損害は責任を負いません。

───────────────────────
※著作権は、保険ビジネス研究所にあります。転売、転載はできません。
※個人のご使用に関しては自由ですが、組織でご使用の場合は有料になります。
※ご使用上で生じた損害についは一切責任を負いませんのでご了承下さい。
※内容の一部変更加工等については、別途加工料をいただいてお受けします。
お問い合わせは、info2@hobiken.co.jp
───────────────────────
2008.04.01 | 相続について | トラックバック(0) | コメント(-) |
| ホーム |


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。