<概要>「働き詰めで仕事を優先してきた人たちに、ここでちょっと立ち止まって、セカンドライフの人生設計を立ててみませんか」ということが書かれています。
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「ある支社長のセカンドライフ」 エッセイスト風間佳
友人の古い友人に生命保険会社の支社長をやっている男性がいる。
ある時、酒を飲む機会があって友人は彼に聞いてみた。
「おい、お前は生命保険会社にいるんだろう。
今頃の保険会社っていうのは、人のライフプランとかを考えるんだっていうじゃないか。
参考までにお前の老後の人生設計を聞かせてくれよ。プロ中のプロのライフプランをさ…」
興味半分、冷やかし半分だ。
彼は、チラッと友人を見て、そしてニヤッと笑った。不敵な笑いだった。
「子供が学校出たら、もう子供のためには一切金は使わない。苦労した方が子供のためだ。
あとは、全部夫婦のセカンドライフ資金にまわす。
俺は出向になった時点で会社を辞める。
ラインに乗っている内は会社を辞めると迷惑もかけるが、
出向はどうせ新しい世界に飛び込むことになるんだ、ちょうどいい再スタートの時だ。
次の人生は自分の好きな生き方をしたいからな。子供への責任も終わってるしな。
会社を辞めたら、一度それまでの人生の精算をする。
今の家を売って夫婦2人が住みやすい小さいマンションを買う。これは妻と共同名義だ。
株券もゴルフの会員権も全部売ってしまう。保険も設計し直しだ。
資産を、セカンドライフ用に構成し直すんだ。
生きてる途中で生活費が足りなくなっても困るし、たくさん残すのもつまらないからな。
自分達が充分楽しんで、全部うまく使い切って死にたいからな。
下手に残したばっかりに子供がもめた話なんて山ほど見てきたよ。嫌でも学習するよ。
資産は、小さなマンションと現金だけにする。
現金は、家を売った残金やら退職金やら株なんかも合わせればそこそこの額にはなると思う。
まず、銀行の普通預金に200〜300万円。多く入れすぎるとこれまた良くないんだな。
それから、1,000万円の終身保険に一時払で入る。
保険金の受取りは、長男が500万円、葬式の喪主だからな。長女が200万円。
妻が300万円だ。それから、65才満期の養老保険500万円くらいに一時払で入る。
養老保険の一時払は、途中で金が必要なった時には掛金ぐらいは貸りられるから便利なんだよ。
それで、あとに残った金は全部、一時払の終身年金に入れてしまうんだ。
夫婦年金といって、夫婦のどちらかが生きてる限り年金が貰えるプランにしておく。
これで資金のことは万全だ。
あとはどうやって人生を楽しむかだ。妻と2人で時間をかけて見つけていくよ」と言った。
私は保険のことは詳しくないので、彼のプランが万全かどうかは判断できないが、
少なからずショックを受けた。いや、かなりのショックだった。頭を殴られた感じだった。
自分たちの年代は団塊の世代でずっと競争競争だった。会社人間、ワーカホリックと言われて来た。
その同世代の人間が何か知らないがしっかり考えている。我が身を振り返って正直落ち込んだ。
考えなければならない時期に来ていると、痛切に感じた。
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※著作権は、保険ビジネス研究所にあります。転売、転載はできません。
※個人のご使用に関しては自由ですが、組織でご使用の場合は有料になります。
※ご使用上で生じた損害についは一切責任を負いませんのでご了承下さい。
※内容の一部変更加工等については、別途加工料をいただいてお受けします。
お問い合わせは、info2@hobiken.co.jp
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「ある支社長のセカンドライフ」 エッセイスト風間佳 友人の古い友人に生命保険会社の支社長をやっている男性がいる。
ある時、酒を飲む機会があって友人は彼に聞いてみた。
「おい、お前は生命保険会社にいるんだろう。
今頃の保険会社っていうのは、人のライフプランとかを考えるんだっていうじゃないか。
参考までにお前の老後の人生設計を聞かせてくれよ。プロ中のプロのライフプランをさ…」
興味半分、冷やかし半分だ。
彼は、チラッと友人を見て、そしてニヤッと笑った。不敵な笑いだった。
「子供が学校出たら、もう子供のためには一切金は使わない。苦労した方が子供のためだ。
あとは、全部夫婦のセカンドライフ資金にまわす。
俺は出向になった時点で会社を辞める。
ラインに乗っている内は会社を辞めると迷惑もかけるが、
出向はどうせ新しい世界に飛び込むことになるんだ、ちょうどいい再スタートの時だ。
次の人生は自分の好きな生き方をしたいからな。子供への責任も終わってるしな。
会社を辞めたら、一度それまでの人生の精算をする。
今の家を売って夫婦2人が住みやすい小さいマンションを買う。これは妻と共同名義だ。
株券もゴルフの会員権も全部売ってしまう。保険も設計し直しだ。
資産を、セカンドライフ用に構成し直すんだ。
生きてる途中で生活費が足りなくなっても困るし、たくさん残すのもつまらないからな。
自分達が充分楽しんで、全部うまく使い切って死にたいからな。
下手に残したばっかりに子供がもめた話なんて山ほど見てきたよ。嫌でも学習するよ。
資産は、小さなマンションと現金だけにする。
現金は、家を売った残金やら退職金やら株なんかも合わせればそこそこの額にはなると思う。
まず、銀行の普通預金に200〜300万円。多く入れすぎるとこれまた良くないんだな。
それから、1,000万円の終身保険に一時払で入る。
保険金の受取りは、長男が500万円、葬式の喪主だからな。長女が200万円。
妻が300万円だ。それから、65才満期の養老保険500万円くらいに一時払で入る。
養老保険の一時払は、途中で金が必要なった時には掛金ぐらいは貸りられるから便利なんだよ。
それで、あとに残った金は全部、一時払の終身年金に入れてしまうんだ。
夫婦年金といって、夫婦のどちらかが生きてる限り年金が貰えるプランにしておく。
これで資金のことは万全だ。
あとはどうやって人生を楽しむかだ。妻と2人で時間をかけて見つけていくよ」と言った。
私は保険のことは詳しくないので、彼のプランが万全かどうかは判断できないが、
少なからずショックを受けた。いや、かなりのショックだった。頭を殴られた感じだった。
自分たちの年代は団塊の世代でずっと競争競争だった。会社人間、ワーカホリックと言われて来た。
その同世代の人間が何か知らないがしっかり考えている。我が身を振り返って正直落ち込んだ。
考えなければならない時期に来ていると、痛切に感じた。
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2008.04.01 | ライフプランについて |
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