【保ビ研エッセイ】

保障の大切さが書かれた風間佳さんのエッセイです。ワンクリックでダウンロードできます。保障の勉強や保障設計にお役立て下さい。

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<概要>「大切な人の命と引き換えに降りてくる保険金は、残された家族の心の支えにもなる」ということが書かれています。 E1A-0002
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「保険金は生き続ける」 エッセイスト風間佳

幼なじみだった女性のご主人が突然亡くなった。

少し落ち着いた頃に、なぐさめようとお茶に誘った。

会うまではビクビクだった。
彼女がどのくらい傷ついているのか分からないからだ。
小さい頃からしっかりしていたから大丈夫だろうとも思ったが、
はた目で見てても仲の良いご夫婦だっただけに
その片割れを失った傷はいかばかりだろうかと思った。

こちらの心配をよそに、屈託なく笑いながら話している。
ふっきれているのか。無理にそうしているのか。はたまた逆に私への気づかいか…

「今でもね。よく主人に話しかけるのよ。
 子供のことでしょ、お父さんお母さんのこと、それから私のこれからのこともね…」
クスッと笑って、
「それが傑作なのよ。いったい何に向かって話しかけていると思う?」

何に向かってと言われても、写真か位牌ぐらいしか思い浮かばない。
でも、傑作だと言うのだから違うのだろう。

「さあ・・・」と答えた。
「通帳なのよ。銀行の通帳」
「通帳?」「何でまた?」
なぜ通帳なのか、全然ピンとこなかった。

「あのね。残高がね。ある日突然2ケタ増えているのよ」
「えっ?」「ああ、保険金…」
「そう、そうなのよ。主人が亡くなって代わりに今まで見たこともない額のお金が入ってきたでしょう。
 主人が自分の代わりにって、置いていってくれたみたいで、
 通帳の数字がね、主人のように思えるのよ。
 だから、通帳に向かって話しかけるのね、きっと。 おかしいわよねー」

夜、子供を寝かせた後で、通帳をながめては話しかけるのだと言う。
「お兄ちゃんがサッカーボールを欲しいって言うんだけど、いい?」とか
「お母さんが元気ないのよ。今度子供とお母さん連れて一泊旅行に行ってもいい?」とか
「このお金で立派に子供達を育てるからね。ちゃんと父親に感謝できる子に育てるからね」とか…

そんな彼女の話をただ聞いていた。
ほとんどのろけ話を聞いているようなものだ。
生きている旦那ののろけ話なら聞くだけばかばかしいが、今日は心地よく聞けた。

とにかく、落ち着いているようで良かったと思った。
心の支えはなくしてないんだと思った。
『保険金は家族の心の中に生き続ける』と言われる意味が、何だか分かった気がした。


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2008.04.01 | 遺族保障について | トラックバック(0) | コメント(-) |
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